柔 ら か な 檻














「まるで檻のようじゃないか?」

 早朝からやかましく鳴き喚いていた蝉の声。夕刻に近付くごとにその声の持ち主が変化し、カナカナ、という物悲しい声がいつか蛙の盛大な声に消される。そうして、ふと気がつくと、何もかもが寝静まり、しん、とした闇に覆われていた。この音の流れを味わって数日が経ち、縁側を開け放した奥の部屋で、憲実が蚊屋を起こそうとしている。
「仕方あるまい」
 戸を開け放して床につくという事にも光伸ははじめ驚きを隠せなかった。虫が入って来ないようにと使うこの蚊屋も、生まれて初めて目にしたもので、前向きに天蓋のようだと例えればいいと思う事にはしたが、慣れたかと言えばそうではない。
「ご弟妹君達は」
「今日は疲れてもう母の床で寝ている」
 蚊屋を起こす時に、憲実の小さい弟妹は、何が楽しいのか、起こす前の蚊屋の上で打ち上げられた魚のように跳ね、鈴の音のような声を上げて笑い転げた。両端を持って持ち上げれば、軽い身体は本当に波に浮き上がるようで、また高い声で喜んだ。だから、蚊屋を起こすにもちょっとした時間が要するのだが、今日は憲実が1人、黙々と作業をしていた。
「出来たぞ」
 ぼんやりと、星明かりにもなお暗い木々の形を追っていると、背後から声が掛かる。振り返って腰を上げると、蚊屋の中で憲実は布団を敷いていた。
 …やはり、檻のようだ。
 外から眺めると、まるで憲実が蚊屋の中に閉じ込められているようで可笑しい。篭の鳥、いやさこれはさしずめ熊かなと思って、光伸は一人、吹き出した。
「何を笑っている」
「いや?」
「休むんだろう、明日も叩き起こされるぞ」
「そうだな、俺は今一生のうちで一番健全な生活を送っている気がするよ」
 銜えていた煙草を蚊取り線香の皿に揉み消して、光伸は仕方なく蚊屋をくぐった。



 はて、何かがおかしい。
 明かりを落とした部屋には、外から蒼い光が差し込んでいる。こうして畳敷きの部屋に布団を敷いて、持って来た寝間着に袖を通す事も無く、勧められるままに借りた浴衣を纏って休む。同じようにして、何日かが過ぎている。なのに、何か心もとないのは何故だろうか。
「狭い部屋だが、二人だと広く感じるな」
 ぽつりと、憲実が呟いた。
 あ、と思う。
 そうだ、いつもはここに一緒に憲吉と緑がいて、布団をきっちり並べることもなく、遊び疲れるままに不規則な体勢で雑魚寝してしまっていた。
 それに比べて、今は。
 綺麗に横並びにした布団に、天井を真直ぐに捕らえて、ふたり、頭を並べている。
 なりを潜めたあの昼間の暑さが嘘のように、時折心地の良い風が抜ける。開け放した外では草木がさわさわと擦れて、名も知らない虫の声が届いた。穏やかな夜。しかし、憲実の方にある光伸の右の半身が、急に緊張して強張った。
「……金子?」
「………」
 静かな声に、びくりと身を竦める。
「寝たのか?」
 ああそうだ、寝た、寝たとも。
 自分ばかりが意識していて、馬鹿みたいだ。この家は、あかるいもので満ちている。光伸が経験したことのなかった事がここにはあった。明るい日の下で、大声で笑い、くたくたになるまで跳ね回るなど、あのまま拗ねて歩いていた自分には、到底考えられなかった事だ。勿論好きで跳ね回っているわけではなかったが、心地が悪かったわけではない。ここでは、光伸を取り巻く幾つもの視線も、体裁も、身分も、何一つ関係が無かった。
 幾つもの命の音、土の匂い、子供の笑い声、裸足で踏み締める熱、
 そして────、
 
 暗闇の中で、床を探るような音が立つ。
 厠にでも行くのかと思って、憲実の動いた気配に気を緩めた時だった。
 何かあたたかいものが頭を撫でる。突然の感覚に驚いて、光伸は息を飲んだ。と、同時に引っ込められたそれ。一呼吸置いて、押し殺したような笑い声が聞こえたと思ったら、今度は別の熱がしっとりと唇に触れた。
「起きているなら返事をせんか」
「…俺は寝ていたんだ」
 いつか夜這いの度に憲実に言われた台詞を言い返す。驚きを押し隠し、殊更ゆっくり目を開いて隣を睨むと、半身を起こした憲実が、光伸の顔を見下ろしていた。
「で、何だ」
「ん?」
「用事があって呼んだんじゃなかったのか」
「ああ、いや別にそういう訳ではなかったんだが」
 もぞりと憲実が動いて、蚊屋の先へと目を向けた。つられて、光伸も外を見る。
「不思議な感じがするな、自分の実家なんだが、違う場所のような」
「休みに入ってまでこれでは寮と変わらないだろうが」
「そうだな」
 憲実の声が苦笑を含む。
「だが、お前が楽しそうで良かった」
 だったらお前はどうなんだ、と、喉まで出かかった疑問を光伸は飲み込んだ。夏の休みの間、憲実も自分も実家に帰ってしまえば、顔をあわせるのは容易なことではない。たかだかひと月少々の事ではあるのだが、光伸の胸の内でどこか釈然としていなかったのは確かだ。観察に空白ができるからに違いないと結論を出した矢先、憲実の口から出た言葉に、光伸はひどく動揺したことを覚えている。

『お前さえよければ、来ないか』

 どうして、憲実があんな事を言ったのか、今でも光伸の理解の及ぶ所ではない。そして、「友人の家に招かれる」というそれだけの事にみっともない程鼓動を跳ね上げた己の心理も、行ってもいいと答えた自分の声が不自然に喉に引っ掛かった事もまた、理解の及ぶ所ではない。
 何もない所だが、と事前に念を押した憲実の言葉の通り、見る限り田畑と山々が広がるこのありのままの土地は、確かに遊戯場やら何やらという類いのものはありはしなかったが、この土田憲実という男を形成してきた何もかもがあるように思えた。
 この土地も、この男も、結局自分にもたらすものは共通している。

 だから。これ以上ここに居てはならないと感じた。

 光伸は仰向くと瞳を閉じて、すう、と深く息を吸い込んだ。
「…週が明けたら、俺は東京の実家に帰る」
「え?」
「そう何日も厄介になるわけにもいかんだろう、お前も家族水いらずで骨休めしろ」
「この家の事なら別に…誰も気にしていない」
「俺には俺の家の事情もあるんだよ」
 少し強く言うと、憲実がそうか、と呟いた声が耳に届いた。目は開けなかったが、今は床についているのだから不自然な事ではないだろう。それ以上何も言わない憲実に、光伸は安堵と僅かばかりの落胆を覚えた。
 これでは先が思いやられる。やがて進路が別れ、夏の休みの間、などという距離ではなくなる日が、そこまで迫っている。一月、半年、それ以上。離れている時間は確実に増すばかりで、しかしそれを埋める術を光伸は知らないし、互いの立場はそれを許さなくなる。
 つまりは、心が危険だと警鐘を鳴らしたのだ。自分のなかできっちりと線引きをしなくては、居心地の良いこの場所に、……この男の存在に依存する事から抜けだせなくなってしまう。そんなふうに、寄り掛かりたいわけではない。

「…そうか」
 妙な間の後で再び憲実が呟いて、光伸は2回目だ、と言って笑った。覚悟、とまで大袈裟な事を言うつもりはないが、そうと決めたのなら、あとは切り替えて楽しむまでだと、光伸は口元に笑みを刻んだまま腕を伸ばした。
「……さて」
 ぱちりと瞳を開くと、変わらず、夏のほの明るい闇がそこにはある。
「?」
「そろそろするか」
「…何を?」
「お前の弟妹は何ぞ知らんがこの暑い中かじりついて離れんし。接吻の一つもご無沙汰だったじゃないか。さっきのは、そういう意味で仕掛けたんじゃないのか?」
 光伸は自分の唇を指差してにやりと笑った。
「…………」
 憲実はいつものように呆れているのか返事をしない。顔が見れれば多分、嫌そうに眉間に皺でも寄せているに違いはないと思うのだが、こういう時の沈黙は、是、ではなかった気がする。嫌がらせは十八番、まかり間違って希望が通れば儲けたものだと、光伸は楽しげに続けた。
「とは言え、そうだな…外…、納屋やらお前の家の道場やら手ごろな場所はあったかな?どうする、あと2、3日がどうか知らんが、やり納めだぞ」
 ああ、そうだ、独逸語の課題は今のうちに俺が見てやったほうがよかったか、と、誘い文句とはおよそ見当の外れた呟きを漏らして、蚊屋をくぐろうと手を伸ばし、布団を抜け出て四つん這いになった光伸の身体を、憲実が背後から掬い上げるように捕らえた。
「え」
 そのまま、力任せと言ったほうが良いような強さで憲実の胸元に抱きすくめられ、首筋に憲実の唇が吸い付いて、光伸の全身がかっと熱くなる。
「え!?待て、ちょっ…と、待てっ」
「すると言ったのはお前だろう」
 平静と変わらない憲実の声が耳もとで囁いた。
「……、…のか」
「うん?」
 項に寄せた憲実の唇が震えた事で、なにがしか言葉を発したのはわかったが、光伸にはくぐもってよく聞こえない。抗おうと身を捩っても、既に力技で押さえられてしまっては身動きもとれず、浴衣の合わせから入り込んだ大きな手が胸元やら脇腹やらを引っ掻いて、光伸は慣れた快感に力の抜けて行く身体を憲実に預けるほかなかった。



「……っ、…っ、」
 ともすれば零れそうになる声を押し殺す。きつく目を閉じ、両手で口を覆い、中心から駆け上がる波を逃がすようにかぶりを振った。自然閉じようとする足は憲実の腕に阻まれて、汗ばんだ体温にますます身体を震わせるだけの結果に終わる。
 左右に大きく割られて乱れた浴衣は帯がかろうじて巻き付いていることで纏っている程度で、日中より幾分涼しいとはいえ、夏の夜の熱はすぐさま触れあう身体に汗を浮かせた。光伸の中心に顔を埋めた憲実の髪を心もとなくくしゃりと掴むと、先端に触れていた唇が再度、光伸の熱を口腔に迎え入れる。
「あ、…あっ!」
 たまらず細く声を上げた後に、光伸は、はっとして口を押さえた。ちょっと待て、すっかり流される所だった。
 確かにしようと声をかけたのは自分のほうだし、女役をさせられていることも、百歩譲っても構わない。ただ、この場所で。戸も開け放してあるような、この部屋で。まさかここまで積極的にされるとは思ってもみなくて、思考がついて来てくれない。
 噛み合わない呼吸音と、湿った音がやたら大きく聞こえて、光伸は時折周囲を不安げに窺った。
「多分、誰も起きない、と、思うぞ。この家の者は」
「起きなくても、だ!お前、自分の家だぞ!?」
「道場よりはまともな場所だと思うんだが」
「道場は冗談だ、馬鹿が!」
「…………声が大きい」
「〜〜〜〜〜っ!」
 次に紡ぐ言葉が見当たらなくなって、光伸は唇を結んだ。下肢は汗とそれ以外のもので湿っているし、碌に力も入らないこの説得力のない状況で、憲実にそんな事を諭されるように言われる事が滑稽でならない。
「全くふざけるな、涼しい顔をしおって」
 ぷいと顔を背けると、身体を起こした憲実がそれを追い掛けて光伸の顔を覗きこんだ。
「いや、ふざけてもおらんし暑い。夏だしな」
「……………あのな」
 額面通りに言葉を受け止めてどうする。光伸はひとつ溜息をついてから、目の前にあった憲実の唇をべろりと舐めた。上唇を捲るように舌先を尖らせて忍びこませて誘うと、それに応えて口付けが深くなった。やはり、何故だか前向きにやる気らしい。
「…っ、もういいわかった、何かあっても俺は知らん」
 離れた唇の隙間でぼやくと、憲実がもう一度、唇を塞いできた。


「……ァ、……や、め…っ、」
 声が出せないと知っていて、なお執拗に下腹に絡みついて来る指先に、光伸は懇願するような声を上げた。一度放った体液を絡ませた指が、内側に潜り込む。自然と逃げを打つように這いずる背中は、しかし頼りない編み目に指先が引っ掛かった所で止まり、その場に縫い留められたように動けない。絡まった蚊屋の網を握りしめて、光伸は呼吸を大きくする事で声を逃がした。
「はぁ、…っん、土田……ぁ、あ、つい」
 纏う空気が交わりで湿気り淀んでいるのがわかる。空気は外から流れ込んでくる筈だが、逆にこの濃い熱が漏れだしてばかりなのではないかと思えた。
「…っ」
 光伸程ではないが、合わせがだらしなく広がって乱れた寝間着の奥で、まだ一度も達していない憲実の張り詰めた熱が下肢に触れた。
「金子」
 息を吐く音と共に落ちて来た呼び声に、光伸の後口が竦んで、憲実の指を締め付けた。その浅ましいとも言える自分の反応と不快でない感触に、ぞわりと背中が粟立つ。
「……、あ……」
「すまん、暑いか?」
「ん…、あつい、あついから、もう」
 外気が暑いのか、内側が熱いのか、両方か。体温と空気が同化してしまったような、境目が曖昧だ。とにかく今は裡を走る熱を逃がしてしまいたい、その一心で、光伸は先刻触れた憲実自身に足を擦り付けた。

「……夏は、長いものだと言うが、そう、思うか?」
 僅かに乱れた呼吸の含まれた声で、奥を探る指先もそのままで、不意に、憲実が訊ねた。
「…は?さあ、な、ァ、長い、…から休みにもなるんだろ。日が、長いんだから長くも感じるんじゃ、ない、のか…?」
 切れ切れに言葉を紡ぐ。なんとか答えてはみるものの、話が繋がっているのかも訳が分からない。そんな事より。
「そうか、……長いな」
 ぽつりと。およそこの状況には似つかわしくない声色だった。何かを惜しむような、寂しげな声。名目上であれ情を交わすと書くような行為のこの場で、その声は、なんなのだろう。憲実はいったいさっきからどんな思いを抱いて、こんな事をしていたのだろう。もっと即物的に、何も考えずに求められたほうがよほどましだ。熱を持て余した光伸の胸の辺りが、息苦しい。
 目の奥が熱い。快感で押し出されたものとは違う、痛みを伴う熱さだった。
「っあ、」
 しかしずっと視界は潤んでいたから、種類が変わってもきっと気付かないだろうと、光伸はそのまま涙を零すに任せた。憲実の背中に腕を回してしがみつく。
「ん、土田、もう、いいから、…早く、しろ」
「金子」
 身体を摺り寄せ強請る。いっそ自分が先になにも考えられなくなればいいのだと、自分から乗り上げ迎え入れた。
「あ、ああっ! ……っ」
 零れた涙を憲実の舌が掬った。内への侵入を許せば、腰を押さえられ、揺さぶられる。憲実自身は熱くなっていて、呼吸も浅い。もともと、最中にあまり他所事を口に出すような奴ではない。それが一体なんだというのだろう、何を考えて、自分を抱いているのだろうか。それがわからないと自覚したら、急に空しくなってしまう。
 登り詰めて吐き出して意識を飛ばしてしまえば、恐らくは次の瞬間は朝だ。やみくもに快感を追い掛けて気が急ぐ。
「あ、つち、だ、土田…っ、」
「金子…」
 名を呼ぶと、憲実の腕が背中に回り、きつく抱きしめられた。乗り上げたことで頭一つ高くなった光伸の肩口に、憲実の頭が埋まる。



「…ほんとうに帰るのか」


「え、…な、に…? ぁ、っ!」
 憲実の言葉がよく聞き取れない。
「弟妹もお前によくなついていたから、寂しがる」
「ァ、んあっ、…は、ぁ、も、出る、出した、い」
 繋がったまま姿勢を返されて、背中に浴衣の布が触れた。滲む視界の先には妙に眉間を寄せた憲実の顔と、天井…、の前に蚊屋の網目が広がっている。戸は開け放してあるのに、四方を取り囲まれて、まるで、

 ……そう、まるで、檻のようだ。


 頼り無い細い網目はしかし、外に出る事を戸惑わせるような。小さな虫を避けるためのこれは、言い換えれば小さなものの侵入さえも拒んでいる。
 覆いかぶさる憲実の重みが、枷のようで逃げられない。捕われた密室を錯覚させ、そう思った瞬間に、弾けた。
「…っ、ああ!!」












 翌朝の目覚めは、昨晩の勢いが嘘のように早かった。
 と言うか、早く目覚めざるをえなかった。この家の人間は確かに一度寝たらそうそう起きないかも知れないが、朝の目覚めは鶏かと思う程やたらと早い。汚してしまった浴衣を洗濯し、身支度を整えた所で、案の定憲実の母親が米をとぐのに水を汲みに現れ、お早うございます、と笑顔で声をかけた。

「矢張り、おまえああいう事は客間でやらんほうがいいと思うぞ」
「…………」
 日中家族が出入りする場所で、というのは事後のいたたまれなさと言ったらない。光伸は、もう余り考えないようにしようと首を振って煙草に火を灯して空を仰いだ。
 早朝とは言え既に日射しは明るい。今日もよく晴れるだろう。もう暫くすれば下の弟妹達も起きだして、やれ蝉を捕まえるだの、隠れんぼをするだのとまとわりついて来る頃だ。
「そういえば、夕べ弟妹がどうのとか言ってなかったか? よく聞き取れなかったんだが」
「…ああ…、いや…」
 憲実はこちらに来てからは毎朝父親に稽古をつけられていて、今も胴衣の帯を巻いている所だった。
「こうして見ると、本当に学校にいる時と変わらんじゃないか、授業が子守りに変わっただけで」
「そうか」
「ああ。そんな事じゃあ、何もせんうちにあっと言う間に夏の休みなんざ過ぎてしまうぞ」
「……………」

 憲実が顔を上げ、妙な顔で光伸を見た。
「…そうか」
 急に憲実が微笑む。どきりとして、思わず煙草を取り落としそうになった。危ない、暫く会えんとなれば今のは見納めだったかも知れん。何が可笑しいのかは知らないが、ああいう顔は卑怯だと、そう多くはない機会の度に思う。


(……さて)


 今日またあの蚊屋を起こすまでに、一体この男の隣で何をしようか。



 光伸は紫煙を吐き出しながら微笑んだ。















もともと801ペーパーにするつもりでしたがそうするには少し前置きが長くなったので、
つちださんちエキストラ、蚊屋えっつ(笑)
テーマにした割にはあんま蚊屋関係ない(笑)

自分の中で長くて10日滞在くらいというイメージなので、
金子さん結局のりよしと緑に泣かれてもう少しもう少しとか言って夏中居るフラグでもいいです。

そもそもつちださんち行ってないは禁句です。